08 Oct 2004 Fri
犬の社会化については見飽きる程多くの書物やウェブサイトなどですでに語られている。散歩でデビュー前後の仔犬だけでなく、成犬になってからも社会化はとても大切だと思う。
以下に記載する内容はあくまで私個人の考えである。
正しい、正しくない、といったものではなく、もちろんまったく違う考え方の飼い主さんも
いることを前提にあくまで個人的オピニオンとして書いている次第である。
社会化 = 人間にコントロールされた(犬たちにとっては不本意な事も多いだろうが)人間社会で暮らす、又、その人間社会に共に暮らす他の犬達と上手に付き合って行ける為にとても大切な事だ。
車が嫌い、他の犬が嫌い、飼い主以外の人が怖い、特定の音が怖い、ETC...その犬の性格によって、また育ちによって怖いもの、嫌なものの数にはかなりの差があるだろう。
怖いもの、嫌なものが少なければ少ないほど、その犬の日常生活においてストレスが少ないのだ。
もともと持って生まれた性格や犬種の違いもあるから、皆がみんなうまく社会化できるとは限らない。 特に、リーダーだけを思い、慕い、従う日本犬はしばしば他の犬たちや人には心を許さない事も多いと聞く。 飼い主が過保護すぎる場合もしかり。 愛犬が怖がったり嫌がるとすぐによしよし、して抱き上げてしまったり、その嫌な事や物から遠ざけたりしてトライさせない飼い主の犬達もしかり。
だが、上記の様な犬たちも程度に差はあれ、少しでも社会化出来るチャンスはあるのだ。
飼い主の考え方一つだと思う。
”社会化など別に必要ない。 うちの子は自分の事を人間だと思ってるから別に無理に他の犬と遊ばなくてもいい” という飼い主さんもいるだろう。そういった家に行った犬たちは、子供が親を選べないのと同じで仕方ないだろう。 社会化が特に必要ないと思っていてもその飼い主さんにとても可愛がられて幸せに暮らしてるのなら...。
社会化のトレーニングはとにかく気長にしなければいけない。
われわれ飼い主は忍耐、忍耐、である(苦笑) 1週間もやったのにだめだった − では
ないのだ。 たった1週間やそこらでうまくいくものではない。 特に成犬の場合は。
大好きなおもちゃやオヤツを使って、楽しく少しずつ....(*^_^*)
通りすがりの犬好きの人たちの協力を仰ぐ事はとても良いことだと思う。
また、フレンドリーですか?と聞いて答えがYesなら、その犬と少しずつ臭いをかぎあったり
近寄りながら、オヤツをあげて、よしよし、いい子だね〜 新しいお友達だね、などと
声をかけて楽しい雰囲気で挨拶させてあげるのも良い方法だと思う。
私は自分の愛犬たちが大切だから、どんな状況、物音、人、犬にも物怖じせず、少なくとも
ご挨拶だけはちゃんと出来る犬であって欲しいと常に願っている。
同じ物を見ても、同じ音を聞いても、人や犬に出会っても、過敏すぎるよりは何も感じないで
へらへら〜∪o^ェ^o∪ としてられる犬の方が何倍も精神的に楽なのは言うまでもない。
ストレスは少なければ少ないほど、短い犬生、楽しく平和な毎日が過ごせるのだと信じている。

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